2015年8月 9日
◆眼科コメディカル和歌山講習会
受講生募集のご案内
和歌山県眼科医会では、平成27年度も別紙カリキュラムのとおり、
眼科コメディカル講習会を開催いたします。
受講を希望されるかたは、以下のリンクより詳細を確認の上、
申し込み手続きをお願いいたします。
◯眼科コメディカル和歌山講習会受講生募集のご案内
◯平成27年度コメディカル受講申込書
◯平成27年度眼科コメディカル和歌山講習会カリキュラム
2015年7月15日
◆平成27年度 へき地学校眼科検診に参加して
今回私は、日高川町美山地区の検診を中尾俊也先生と〆崎充先生、視能訓練士の小久保さん、佐藤さんと共に担当させて頂きました。私は美山地区への検診に訪れるのは今年で3回めです。梅雨の時期のためか雨が多く、今年も雨の中での検診でした。
検診で私たち視能訓練士が行う業務は、オートレフ、視力検査(眼鏡のチェック)、眼位検査などで、いつも職場で使用しているものとは違う機械に悪戦苦闘しながらも、きちんと検査出来るように努めました。視力検査では、矯正視力とレンズメーターでの値が違う場合、「眼鏡で見えている?」など確認しながら行いましたが、本人が見えると言うのに実際検査してみると見えていない子が多かったように思います。また、小学校高学年になるにつれ視力検査を行う人数も増えて行き、中学校になるとほとんどの子が眼鏡を持っていました。中学校ではすでに電子黒板やタブレットを用いる授業もあるとのことで、検診後の総評で医師の先生方からそういった電子機器を使用する際の注意点など説明して頂きました。文部科学省は「2020年までに全ての学校で一人一台のタブレットを導入したIT授業を実現する」と掲げていますが、スマホやタブレット、ゲームなどの電子機器は目が疲れやすく、また画面の幅も狭いため、外斜位や斜位近視がある場合は眼精疲労の原因となります。そのため、検診で近見視力を測定した方が良いのではないか?とのお話もあり、従来通りの検査のままで良いのかを考えていかなければならないと感じました。
へき地検診への参加は、他院の先生や視能訓練士の方と交流が出来るため、新たな発見があり、とても勉強になります。学校の先生方ともお話する機会は中々ないため、どういった事が疑問なのか、不安に思うのか知ることが出来てとても有益な経験となりました。これからも検診を通して学んだことを日常業務に生かし、また生かしたことを検診で発揮していければと思います。
2015年2月19日
◆平成26年度都道府県介護在宅医療担当理事連絡会報告
平成27年2月15日、東京プリンスホテルにて都道府県介護在宅医療担当理事連絡会が開催されました。本連絡会は第3回目ですが前々回前回はバーチャル会議で行われたため各都道府県担当が一同に会するのは初めてで、活発な意見交換が行われました。
【都道府県眼科医会からの提出議題】
在宅医療に関する質問が多かったです。在宅患者訪問診療料は眼科疾患のため通院ができなくなり他科で算定のない方などに算定できるそうです。介護保険認定については、視覚障害の評価の低さは、制度ができた時に視力障害者介護時間が調査外であったためです。現在日眼医では視力障害者に対する介護時間調査が行われており、行政と折衝する方法を検討していく予定だそうです。
【重点検討テーマ】
1)在宅患者の眼科診療のための通院サポート(担当:山岸直矢副会長)
2)眼科在宅医療の必要性・将来性・経済性(担当:天神光充診療介護報酬検討委員)
3)他職種・地域包括ケア(担当:長屋祥子理事)
【講演】『なぜ、今、眼科在宅医療か』
保険医療経営大学 橋爪 章学長
統計よるとここ数年の受診率は全科では変わらないが、眼科は低下しているそうです。その原因として考えられることは、介護施設に入所したのち眼科疾患があるにも関わらす受診しない患者が多数存在するのではないかという講演でした。視機能が低下すると認知症が進行したり転倒・骨折の危険性が増すので、眼疾患の治療の必要性を伝え、外出が困難になった患者の往診をする努力が必要と感じました。
【ブロック別介護・在宅医療協議会】
在宅医療は地域によって格差があるようでした。北海道東北ブロックは眼科医師の偏在とひとりの眼科医がカバーする診療域が広いため、積極的対応が難しいとのことでした。ユニークなのは沖縄県で通院をサポートするマイクロバスを所有する眼科診療所があるそうです。近畿ブロックでは在宅医療の実施医療機関は20~30%くらい(アンケート回収率を考慮した数値)であまり差はありませんでした。
2015年1月 7日
◆平成27年関連学会予定
平成27年
2月7日 参天黄斑治療勉強会(女子医大 飯田教授)
2月26日 集談会 金沢医大 佐々木教授、
(Rice University Peter Lwigale先生)
4月26日 第150回和歌山眼科学会 ホテルグランヴィア和歌山
5月23日 第8回紀の国眼疾患研究会 ラフォーレ南紀白浜
(東京医大・八王子医療センター 志村教授)
5月30日 参天スキルアップ (東邦大 堀教授)
6月4日 眼科フォーラム (帝京大 溝田教授)
9月24日 集談会 (防衛医大 竹内教授)
11月12日 眼科フォーラム (埼玉医大 板谷教授)
11月26日 第8回紀ノ川眼科研究会 和医大 紀北分院
12月13日 第151回和歌山眼科学会 ホテルグランヴィア和歌山
(東京大学 相原教授)
2014年12月26日
◆第38回全国眼科学校医連絡協議会報告
平成26年 9月28日(日) 東京グランドホテル 桜の間にて
第38回全国眼科学校医連絡協議会が開催されました。
1. 開会の辞 柏井 真理子 (担当常任理事)
2. 会長挨拶 高野 繁 会長
3. 来賓紹介
4. 来賓挨拶 松永 夏来 (文部科学省スポーツ・青少年局
学校健康教育課 学校保健対策専門官)
道永 麻里 (日本医師会常任理事)
雪下 國雄 (日本学校保健会専務理事)
吉田 統彦 (前衆議院議員)
5.都道府県眼科医会提出議題
1)コンタクトレンズ
2)色覚
3)眼科学校検診
4)健康教育
5)ロービジョン
6)眼外傷
7)その他
カラーコンタクトレンズの問題、スポーツ眼科推進の必要性。色のバリアフリーや色覚異常に対する啓発の重要性や事後指導における眼科医の適切な取り組み。小児の近見視力障害の問題、ゲーム機やスマートフォンの適正使用についての問題。ロービジョン児に対するケアと眼科学校医の連携の必要性。オルソケラトロジーやLASIKがガイドラインをはずれて施行されている問題。など、多くの問題、要望が論議され、これらの問題について眼科学校医も知識を深め、学校保健安全委員会にも積極的に参加し、各機関とも連携をとって啓発や適切な指導を行っていくことの重要性も望まれた。
6.本部報告
1)平成25年度事業報告ならびに平成26年度事業計画について
関連団体との連携強化
学校保健の知識の普及と現状の把握
各種教材などの検討・作成
全国眼科学校医連絡協議会の開催
学校保健委員会の開催
2)その他
7.教育講演
1)講演
テーマ 「カラーコンタクトレンズの眼障害について」
演 者 糸井 素純 (道玄坂糸井眼科医院)
2)講演
テーマ 「カラーコンタクトレンズとケア」
演 者 宮本 裕子 (アイアイ眼科医院)
8.閉会の辞 山岸 直矢 (担当副会長)
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