2013年12月19日
◆第147回 和歌山眼科学会
(専門医認定事業 59028)
日時:平成25年12月15日(日) 15:00~17:00
場所:ホテルグランヴィア和歌山 6階「メゾングラン」
和歌山県和歌山市友田町5丁目18番地
TEL 073-425-7711
会費:3,000円
~製品紹介「参天製薬株式会社より製品のご紹介」~
【一般講演】 15:00~16:00
1.「視野欠損から見つかった脳動脈瘤の1例」
二出川裕香、岡田由香、住岡孝吉、雑賀司珠也
(和歌山県立医科大学眼科学教室)
2.「臨床経過の異なる両眼性の早期黄斑円孔の1例」
森井智也、住岡孝吉、髙田幸尚、岡田由香、雑賀司珠也
(和歌山県立医科大学眼科学教室)
3.「当院での加齢黄斑変性に対する抗VEGF薬硝子体注射回数の検討」
大谷篤史、吉武達哉、瀬戸口義尚、黒田健一、雨宮かおり、谷口美砂
(日本赤十字社和歌山医療センター眼科部)
【特別講演】 16:00~17:00
座長:和歌山県立医科大学眼科学教室 教授 雑賀 司珠也 先生
演題:「白内障診療ステップアップ」
講師:筑波大学医学医療系 眼科 教授 大鹿 哲郎 先生
講師略歴
1985年 東京大学医学部卒業
1985年 東京大学医学部眼科学教室
1988年 東京厚生年金病院眼科
1991年 学位取得「房水蛋白濃度の生理的及び病的変動」
1995年 東京大学医学部講師
1997年 Louisiana State University, Visiting Assistant Professor
1998年 東京大学医学部助教授
2002年 筑波大学教授 現在に至る
講演抄録:
日常的に行われている白内障診療であるが,近年の診断学と治療学の進歩により,その考え方も単に「水晶体の混濁を見つけて除去」的な考え方から徐々に変化してきている.
診断学においては,眼光学的考え方が白内障診療に持ち込まれるようになっている.水晶体は混濁するだけでなく,光学的な特性が変化しているという考え方である.眼光学というと取つきにくい感じはするが,臨床例を交えてその考え方を示してみたい.
治療については,手術の低侵襲化と安全性の向上がキーワードとなる.そのために我々は,切開創の作成方法や感染予防法に工夫を加えている.切開創としては,経結膜・強角膜一面切開(KKIM)を取り入れ,専用メスの開発などを行いながら,良好な成績を得ている.感染予防法としては,術中のポピドンヨードの使い方,抗生剤の使い方などに工夫を凝らしている.また,プリロード眼内レンズの使用も重要なポイントである.
講演ではこれらのトピックスをまとめてみたい.
*本学会は、日本眼科学会生涯教育事業(2単位)を申請しております。
共催 和歌山県眼科医会