2013年4月25日

◆第146回 和歌山眼科学会

(専門医認定事業 59028)

日時:平成25年4月21日(日) 15:00~17:00
場所:和歌山ビッグ愛 会議室603
和歌山市手平2丁目1-2 TEL:073-435-5200
会費:3,000円

製品紹介「コソプト配合点眼液」

【一般講演】 15:00~16:00

1)一般診療所でも始められるロービジョンケア
  森口ゆみ子(視能訓練士)、松本英樹(眼科松本クリニック)
2)「マイトマイシン点眼が著効したcarcinoma in situの一例」
  泉谷愛、岡田由香、雑賀司珠也(和歌山県医大)
3)「眼底所見から発見された再生不良性貧血の一例」
  住岡孝吉、岡田由香、雑賀司珠也(和歌山県医大)
  松本英樹(眼科松本クリニック)


【特別講演】 16:00~17:00
演題『私の緑内障手術-改定緑内障治療ガイドライン-』

座長:和歌山県立医科大学 眼科学教室 教授 雑賀司珠也 先生
講師:琉球大学大学院 医学研究科 医科学専攻 眼科学講座 教授
                           澤口昭一 先生
                           
抄録:
 1980年頃からの緑内障手術治療について、その歴史と2012年の改訂緑内障ガイドラインにおける緑内障手術のガイドラインについて症例を交えながら述べる。
 1980年当時、緑内障薬物治療は限られており、眼圧の高い緑内障は最終的には手術治療に頼らざるを得なかった。新潟大学における開放隅角緑内障の手術は濾過手術が中心であり、多くの合併症とその不確実な眼圧下降効果により、多くの緑内障は難治性と分類された。現在でも難治な血管新生緑内障の予後は当時絶望的であった。セトン手術が次いで行われたが、その効果も限定的であった。増殖抑制剤の併用により手術成績は急速に向上し、現在に至る手術手技が確立された。閉塞隅角緑内障に関しては当時は発作眼の周辺虹彩切除が中心であり、僚眼への予防的治療も行われた。その後レーザー虹彩切開術が普及し、その顛末として水疱性角膜症が臨床の場で問題となった。2000年頃から超音波白内障手術と人工水晶体移植術が本疾患の根治的な治療法として注目され、現在に至っている。
これまでの緑内障手術を振り返って講演する。
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※ 本学会は、日本眼科学会生涯教育事業(2単位)として認定されております。
共催 和歌山県眼科医会
   MSD株式会社 

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