2015年12月25日
◆第46回全国学校保健・学校医大会報告
第46回全国学校保健・学校医大会が愛媛県松山市で下記の如く行われました。
日時 平成27年12月 5日(土)
会場 松山全日空ホテル
愛媛県医師会館
午前の部 第5分科会 『 眼科 』
1. 愛媛県中予地区高校におけるカラーコンタクトレンズの実態調査
2. 就学後の弱視発見の予防を目的として行った3歳児健診を補完する「5歳児健診」
の検討
3. 自動屈折計による小学校・幼稚園眼科検診の報告Ⅰ 2005年~2014年の報告
弱視早期発見の試み
4. 小学学童期の眼屈折力、眼軸長の測定値と変化量を検討
5. 学校における色覚検査について
6. 小学校1年生での色覚検査について
7. 北海道の学校における色覚検査の現況とその対策
8. 宮城県眼科医会による色覚検査についてのアンケート調査と仙台市教育委員会
による仙台市立学校での色覚検査の実態調査
9. 復活する色覚検査-経緯と実態、募集と事後措置の考え方とすすめ方
10. 平成26年度神奈川県中学校・高校のコンタクトレンズ状況調査
11. 金沢市におけるカラーコンタクトレンズの現況と今後の対策
-高校生を中心に-
12. 大阪における心因性視覚障害の傾向
カラーコンタクトレンズの適正使用に対する啓発活動の重要性、視能訓練士の参加
する5歳児健診の有用性の検討、弱視早期発見として自動屈折計を導入した試み。
色覚において、さらなる啓発活動の推進と色のバリアーフリー推進の必要性、事後
措置のカウンセリングにはメンタル面のケアも重要であり、そのための専門カウン
セラーの必要性。
心因性視覚障害者の治療において、今日要因も多様化しつつあり、眼科医、保護
者、学校のさらなる連携の必要性など様々な課題について活発な質疑応答がなされ
ました。
午後の部 日本医師会長表彰の授賞式、シンポジウム、特別講演
シンポジウムテーマ『 学校保健における小児慢性疾患 』
基調講演
『 小児慢性疾患治療の現状と課題:小児がんを中心に 』
愛媛大学大学院医学系研究科小児科学 教授 石井 榮一先生
シンポジウム
1. 循環器疾患
「学校現場において子供たちを突然死から守るために」
愛媛大学大学院医学系研究科地域小児・周産期学 教授 檜垣 高史先生
2. アレルギー疾患
「小児のアレルギー疾患と学校生活について」
愛媛大学大学院医学系研究科地域救急医療学 准教授 楠目 和代先生
3. 内分泌疾患
「内分泌疾患・小児糖尿病」
住友別子病院 主任小児科長 竹本 幸司先生
4. 神経疾患
「小児慢性疾患:神経疾患」
松山赤十字病院 小児科 副部長 鈴木 由香先生
特別講演 「ピロリ菌検査の学校検診への導入:胃癌撲滅に向けて」
松山赤十字病院 胃腸センター 消化器内科部長 藏原 晃一先生