2014年10月 9日

◆第3回奈良県眼科医会光明会に参加して

理事 森 周子

 平成26年9月27日午後3時から奈良ホテルで、男女参画事業として第3回奈良県眼科医会光明会が開催され、橋爪奈津子理事と参加しました。参加者は男性6名女性41名の計47名で、他府県眼科医会から13名の加がありました。
 奈良県眼科医会山岸直矢会長からの挨拶の後、理化学研究所の万代道子先生による「iPS/ES由来細胞・組織を用いた網膜の再生医療」の学術講演がありました。ニュース報道されましたが、9月12日に加齢黄斑変性症の患者さんに自家iPS細胞から作成した網膜色素上皮細胞移植手術が行なわれたばかりで、興味深く拝聴しました。網膜色素上皮細胞のシートを2.0×1.3mmにカッして移植することなどを詳しく説明されました。また、ES細胞から視細胞前駆細胞を作製し移植する動物実験もされているそうです。網膜色素変性症が治療できる日も近づいてきた印象をもちました。
 つづいて、岡本内科こどもクリニック岡本和美先生による「女性医師の苦悩と幸福、その対策と変遷」の講演がありました。日本では女性医師の割合が約19%で、女性社会進出には男性家庭進出が必要、今は統計をとっている時期ではないと発言されたので、会場から拍手がわきました。ぜひ多くの男性に聞いていただきたい講演内容でした。
 女性の参加しやすい時間ということで土曜日の午後の開催で、軽食付の会でした。他府県眼科医会の先生との交流もでき貴重な体験をさせていただきました。

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