◆第153回和歌山眼科学会特別講演
場所:ホテルグランヴィア和歌山
"最近の眼科医療におけるいくつかの話題について"
日本眼科医会の会長を拝命して7年目をむかえております。いろいろな課題に取り組みましたが、会長就任3年目の平成24年4月より本会が公益社団法人としての道を歩むことになったことは、本会の将来を考えるうえで、大きな選択であったと思われます。
本会が目標としている施策を実現するには、
(1)有用な眼科医療情報を構築・整備し、
(2)国民の目の健康に対する意識向上のための啓発をし、
(3)政治的な活動を行うこと
の3つが不可欠で、この中のどの1つが欠けても、目標を達成できません。このうち(1)と(2)は日本眼科医会が行い、(3)は日本眼科医連盟が担当しております。もちろんこの2つは別々の組織ですが、2つの組織が協力することによって、目標の実現に大きな力を発揮することができます。
今回は、公的な「成人の目の健診プログラム」の創設・ビジョンバンによるフィリピン災害における眼科医療支援・自動車運転免許更新時の視覚検査・学校保健における色覚検査・平成28年度診療報酬改定への対応などの最近の眼科医療におけるいくつかの話題となった内容について述べさせていただきます。
2017年4月24日
◆平成28年度学術講演会
1月14日 和歌山角膜セミナー
1月30日 和歌山黄斑疾患セミナー
2月25日 和歌山眼科集談会
4月17日 和歌山眼科学会
5月21日 紀の国眼疾患研究会
6月16日 和歌山眼科フォーラム
9月24〜25日 ISER satellite symposium
Pathobiology of Meibomian Gland at Wakayama
10月13日 和歌山眼科集談会
11月17日 和歌山眼科フォーラム
12月 1日 紀ノ川眼科研究会
12月18日 和歌山眼科学会
2016年12月20日
◆平成28年度眼科コメディカル和歌山講習会
平成28年度眼科コメディカル和歌山講習会は9月24日、10月1日、22日、11月12日、26日に和歌山JAビルで行いました。参加者は17施設24名でした。講習内容は別表のとおりです。皆さん熱心に講義を受けてくださり、最終日の試験(23名参加)の平均は87.3点でした。
来年度講習会は9月から始める予定です。詳細のご案内は8月中旬頃にいたします。
2016年8月 3日
◆ISER 2016 Satellite Meeting
ISER 2016 Satellite Meeting
日時:2016年9月24〜25日
於:和歌山県立医科大学・生涯研修センター(図書館棟3階)
主催:和歌山県立医科大学眼科学教室
ISERサテライト表紙
学会会長より案内状
謹啓 時下、先生におかれましてはますますご清祥の段、お喜び申し上げます。
平素は格別のご高配にあずかり、厚くお礼申し上げます。
さてこの度、和歌山県立医科大学主催で2016年9月24〜25日にかけましてISER 2016 Satellite Meetingを開催することになりました。
つきましては、ご多忙とは存じますが、都合がつきましたらご参加いただけますと幸いです。
末筆ながら先生のご健勝とご活躍をお祈り申し上げます。
教授 雑賀司珠也
医局長 住岡孝吉
2016年7月11日
◆平成28年度 へき地学校眼科検診に参加して
今年度、へき地学校眼科検診は田辺市龍神、日高川町美山・中津、そして私が参加した有田川町清水の4ヵ所で実施されました。 検診内容は視能訓練士がオートレフによる他覚的屈折検査、眼位検査、視力検査、眼鏡の視力・度数チェック、色覚検査をし、その後に医師の診察となります。 私は視力検査を担当しました。 小学生は器械近視や調節介入してもほとんど裸眼視力良好でし たが、その中で不同視弱視疑いを見つけることが出来ました。 中学生になると半数が近視傾向にあり目を細めることが大半で、眼鏡の作製や度数変更が必要な場合が多かったです。 コンタクトレンズ装用がいないのが地域性を表しているようで、へき地検診ならではと感じました。 有田川町清水の検診は山下隆之医師、松本英樹医師、視能訓練士の小久保さん、権田さん、浅利さん、有田川町教育関係方々の協力のもと無事に終えることが出来ました、ありがとうございました。 年1回参加させていただいている検診は日常業務とは異なる環境が新鮮なモチベーションとなり、いい緊張感で検査が出来ました。 また学生時代にお世話になった方々と一緒に検査が出来たことも感慨深くよい刺激になりました。 今後は少子化により、こどもの減少が示唆されますが視能訓練士として弱視の早期発見・治療を目的として今後も参加させていただきたいです。
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