2013年4月25日
◆第146回和歌山県眼科医会定期総会
日時;平成25年4月21日(日)
場所: 和歌山ビッグ愛6F会議室603
出席者: 62名
委任状出席者: 40名
一.開会 司会 田村 学
二.物故会員黙祷 故上野山謙四郎先生
(平成25年3月24日ご逝去 享年84歳)
三.議長 小西則子
四.会長挨拶 黒田純一
第146回和歌山県眼科医会総会を開催するに当たり、一言ご挨拶を申し上げます。
会員の先生方には本日ご多忙の中ご出席いただき、有難うございました。平素は役員ならびに会員の先生方には何かと眼科医会活動にご協力いただきまして、大過なく会が運営されていますことを御礼申し上げます。
さて、最近気になっているのが専門医の問題です。2年前に厚生労働省に設置された「専門医のあり方に関する検討会議」は、本年3月、現在各学会が独自に異なる基準で行っている専門医の認定を、新たに各学会から独立した第三者機関を設け、統一した基準によって行うことを柱とする最終報告を行いました。そして内科、外科、眼科等の基本的な診療領域に総合診療医を新たに加え、総合診療専門医の養成を図ることも明記しております。第三者機関は今年度中に発足し、認定基準や研修プログラムを整備し、2017年度に新研修をスタートさせ、2020年度の新専門医の誕生を目指しています。この検討会議の議論は社団法人日本専門医評価認定機構の案がベースになっており、そこが提出した専門医制度整備指針をみますと、専門医数の地域的な適正配置数の調整や専門医の受験資格に会員歴は問わない等、国が今後管理医療を進めていこうとする節がみうけられます。現在学会が認定している専門医の移行措置についても、各学会の更新基準を第三者機関の移行水準に近づける方向で見直すとされており、もしこれが最終決定されますと、専門医の認定や育成等は第三者機関に権限が集中し、医会・学会の組織率の低下につながりかねません。日本眼科医会としては、日眼と日眼医の連携で成り立っている現在の眼科専門医の方法こそ模範的なものであり、この優れたシステムを維持してもらうように訴えていくとのことですが、今後の経過にご注目いただきたいと思います。
このように専門医制度の問題一つをとりましても我々を取り巻く環境は厳しいものがあります。このような問題を解決するにはどうしても政治的な力が必要となります。日本眼科医会は公益法人のため政治活動はできません。それが出来るのは日本眼科医連盟です。最近になり日本眼科医連盟の資金不足が懸念されています。どうか先生方には今後の眼科医療を良くするためにも眼科医連盟の入会にご協力いただくことをお願いしまして会長挨拶とさせていただきます。
五.報告事項
1)日本眼科医会定例代議員会報告 (資料1) 黒田純一
2)会務および事業報告
1、会務、事業一般報告、会員異動 (資料2,3) 田村 学
2、平成24年度和歌山県眼科医会歳入歳出決算報告
(資料4) 宮本 香
3、監査報告 宮野恭子
4、平成24年度眼科コメディカル事業及びコンタクトレンズ
販売管理者継続研修歳入歳出決算報告 (資料5,6)
北山早知子
5、平成24年度へき地学校健診決算報告
および平成25年度へき地学校健診予定(資料7)中尾俊也
六.議事
第一号議案 平成25年度和歌山県眼科医会事業計画(案)
及び学会予定 (資料8,10) 金川龍一
第二号議案 平成25年度歳入歳出予算(案)
(資料9) 宮本 香
七.健保メモ 田中康裕
八.その他
九.閉会 田村 学