2017年4月27日

◆第153回和歌山眼科学会特別講演

日時:平成28年12月18日(日)
場所:ホテルグランヴィア和歌山

"最近の眼科医療におけるいくつかの話題について"
公益社団法人 日本眼科医会 会長 高野 繁

 日本眼科医会の会長を拝命して7年目をむかえております。いろいろな課題に取り組みましたが、会長就任3年目の平成24年4月より本会が公益社団法人としての道を歩むことになったことは、本会の将来を考えるうえで、大きな選択であったと思われます。
 本会が目標としている施策を実現するには、
 (1)有用な眼科医療情報を構築・整備し、
 (2)国民の目の健康に対する意識向上のための啓発をし、
 (3)政治的な活動を行うこと
の3つが不可欠で、この中のどの1つが欠けても、目標を達成できません。このうち(1)と(2)は日本眼科医会が行い、(3)は日本眼科医連盟が担当しております。もちろんこの2つは別々の組織ですが、2つの組織が協力することによって、目標の実現に大きな力を発揮することができます。
 今回は、公的な「成人の目の健診プログラム」の創設・ビジョンバンによるフィリピン災害における眼科医療支援・自動車運転免許更新時の視覚検査・学校保健における色覚検査・平成28年度診療報酬改定への対応などの最近の眼科医療におけるいくつかの話題となった内容について述べさせていただきます。

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