2014年12月26日

◆第45回全国学校保健・学校医大会報告

理事:中尾 俊也

第45回全国学校保健・学校医大会が金沢市で下記の如く行われました。
日時  平成26年11月 8日(土)
会場  ホテル日航金沢
    石川県立音楽堂邦楽ホール

午前の部 第5分科会 『 眼科 』
1.   学校検診   - 過去から未来への提言 -
2.   アレルギー性結膜炎と運動の考察
3.   中・高校生におけるコンタクトレンズの使用状況
4.   大阪市における高校生のカラーコンタクトレンズの使用状況
5.   眼科学校医なら誰でも可能なカラコン眼症予防策
6.   中・高校生に対するコンタクトレンズについての実効性のある学校保健活動
7.   心因性視覚障害の治療と問題点
8.   金沢大学病院における心因性視覚障害の診療
9.   小学生の視力・屈折・調節機能について 
       ― 第4報 3年間の経年変化について ―
10.   肢体不自由の特別支援学校における、コミュニケーション支援を助ける
    眼科的助言
11.   宮城県における幼稚園および保育園での視力検査実施状況と
                          宮城県眼科医会の取り組み

   学校現場、とくにICT教育の推進も予定される中で児童生徒の近見視力検査の必要性。
 アレルギー性結膜炎の予防として東洋医学的に全身運動と目との関係からみた考え。
 カラーコンタクトレンズ使用者では不適切な使用が多く、啓発活動だけでなく、適切な装用指導、適切な処方が大切な点。
 心因性視覚障害者の治療において、家庭、学校現場とも充分にコミュニケーションをとり必要な場合は小児科、精神科など他科とも連携をはかり、通院の中止がないように配慮が必要なこと。
 肢体不自由の特別支援学校の眼球偏位のある生徒の場合、姿勢や呼吸など偏位の起きにくい条件下でコミュニケーションをとることで、教育効果があがる可能性のあることなど様々な課題について活発な質疑応答がなされました。


 午後の部 日本医師会長表彰の授賞式、シンポジウム、特別講演
  シンポジウムテーマ『 保健教育を活かした学校保健 』

   基調講演
     『 学校保健の動向と課題 』

   シンポジウム
1.   『 効果的な喫煙防止教育の進め方 』
2.   『 産婦人科医が学校医に任命されるまでの道のり 』
3.   『 学校で起こるスポーツ障害とその予防 』
              ~ スポーツドクターから学ぶ現場の初期対応 ~
4.   『 学校における食育の推進 』


特別講演 『 「武士の献立にみる」にみる加賀百万石の食文化 』
         青木クッキングスクール校長
                        青木 悦子

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