2012年7月 8日

◆平成24年度 へき地学校眼科検診に参加して

和歌山県立医科大学附属病院 視能訓練士 小久保 奈津

検診日、台風に見舞われそうな天気予報で心配していましたが、当日は雨に降られることなく曇り空の1日でした。
 小学生から検査が始まり、オートレフで±1.00D以上または学校の視力検査の値がA以外の子供は視力検査をおこないました。低学年では、視力検査をしなければならない子供は少なく、1人1人ゆっくりと検査がおこなえました。オートレフの値も、遠視、乱視または器械近視の子がほとんどでした。学年が進むにつれ視力検査にくる子供が増え、それに伴いオートレフの値も近視が大多数を占めていきました。
 高学年と中学生が一緒に待っている間は、生徒達の声、学校のチャイムの音や、うぐいすの鳴き声などいろんな音を聞きながら検査をしていました。うぐいすの鳴き声は、日常の外来で検査をしている時には聞くことがないので、中津ののどかさを感じながら検査をすることができました。
 私は検診に参加させてもらうようになってから中津に行く機会が多いのですが、昨年
の台風の影響以来、道路が倒壊したままであり、温泉もまだ出ていないと聞き、1日も早い復興をしてもらいたいと思いました。
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