2013年12月19日
◆第147回和歌山県眼科医会定期総会
日時:平成25年12月15日(日)
場所:ホテルグランヴィア和歌山
出席者: 40名
委任状出席者: 39名
本日ご多忙の中、第147回和歌山県眼科医会総会にご出席いただきましてありがとうございます。
さて先日中医協が発表しました平成26年度診療報酬改定の基本方針によりますと、従来の病院・施設から患者さんを地域全体で面倒を見ようとする「地域完結型」医療への転換がうたわれており、在宅・介護に重点を置いた地域の実情に応じた医療ネットワークの構築の必要性が強調されています。今後眼科もこのような方針にどのように関与していくのか検討がなされていくものと思われます。
また、最近混合診療の問題がテレビ等で取り上げられていますが、先日の新聞に、政府の規制改革会議の公開討論が行われ、その際厚労省が同会議による混合診療の大幅拡大の要求に「将来の保険適応を前提としない保険外併用療養の検討はありうる」と応じたとの記事が載っていました。現在眼科で認定されている多焦点眼内レンズ挿入術といった手術をさらに増やし、それにより公的医療給付の縮減を計る狙いです。今後混合診療の拡大が進んでいかないか危惧されるところです。
専門医制度に関しましては、第3者機関である日本専門医機構(仮称)を立ち上げ、2017年に後期研修を行う医師から新制度による研修がはじまり、3年間で基本的な診療領域の専門医を取得する計画となっていますが、本年4月末に出された「専門医の在り方に関する検討会」の報告書によりますと、「医師の地域偏在、診療科偏在の視点への配慮が欠かせない」といった内容も盛り込まれており、今後このような問題を一人ひとりが自分の問題として受けとめ、総意を結集して改善策を見出していってもらいたいと願っております。
今回現執行部の任期満了につき会長選挙が行われました。微力ながら私は2期4年間会長職を務めさせていただきましたが、その間ホームページの開設、会報の発行を行い情報公開に努めてまいりました。僻地検診に関しましては、眼科校医不在の地区を少しでもなくすため、北山村、高野山地区の先生方にお願いし眼科校医となっていただき、校医不在の解消に努めました。その他目の愛護デーの緑内障検診、コメディカル講習会、コンタクトレンズ継続研修、男女共同参画推進への取り組み等、会の運営に努めてまいりましたが、これらは副会長はじめ、理事・役員の先生方、会員の先生方の多大なご協力の賜物であり、心より感謝しております。後程小西議長から報告があると思いますが、今回立候補届をいただいたのは1名のみでしたので、無投票で承認される予定です。新会長誕生の暁にはみんなで一致団結し、新会長を盛り上げていってもらいたいと思っています。以上会長挨拶を終わります。有難うございました。
四.報告事項
1)会務および事業報告
1.会務、一般事業報告 (資料1) 金川龍一
2.会員異動、表彰 (資料2) 金川龍一
2)平成25年度へき地学校健診報告 (資料3) 中尾俊也
3)平成25年度目の愛護デー事業報告 (資料4) 田村 学
4)平成25年度眼科コメディカル事業報告(資料5) 北山早知子
5)平成25年度コンタクトレンズ販売管理者講習
(資料6) 金川龍一
6)和歌山県眼科医会賛助会員の件 (資料7) 橋爪奈津子
7)平成25年度学術講演会 (資料8) 田村 学
8)その他
五.議事
第一号議案 平成26年度学会予定の件 田村 学
・ 平成26年2月 集談会(新潟大 福地教授)
・ 平成26年4月27日 和歌山眼科学会(鳥取大 井上教授)
・ 平成26年6月 和歌山眼科フォーラム(延世大 金教授、佐々木香る先生)
・ 平成26年9月 集談会
・ 平成26年10月30日 和歌山眼科フォーラム
・ 平成26年12月 和歌山眼科学会
第二号議案 公益社団法人日本眼科医会代議員・予備代議員
選出変更に伴う会則変更の件 黒田純一
(変更前)
第20条 公益社団法人日本眼科医会和歌山県支部の代議員、予備代議員の選出
は理事会の議を経て、総会において承認をえるものとする。
(変更後)
第20条 公益社団法人日本眼科医会代議員、予備代議員の選出は日眼医の選出
規定に基づき選出する。
第三号議案 和歌山県眼科医会会長選挙 小西則子
平成25年11月20日に公示され、11月29日の締め切りまでに立候補者が、現副会長 田村学先生 のみのため、候補者が定数に一致し、投票によらないで、
次期会長 田村学先生 が当選されました。
六.健保メモ 田中康裕
七.その他
閉会 田村 学
2013年4月25日
◆第146回和歌山県眼科医会定期総会
日時;平成25年4月21日(日)
場所: 和歌山ビッグ愛6F会議室603
出席者: 62名
委任状出席者: 40名
一.開会 司会 田村 学
二.物故会員黙祷 故上野山謙四郎先生
(平成25年3月24日ご逝去 享年84歳)
三.議長 小西則子
四.会長挨拶 黒田純一
第146回和歌山県眼科医会総会を開催するに当たり、一言ご挨拶を申し上げます。
会員の先生方には本日ご多忙の中ご出席いただき、有難うございました。平素は役員ならびに会員の先生方には何かと眼科医会活動にご協力いただきまして、大過なく会が運営されていますことを御礼申し上げます。
さて、最近気になっているのが専門医の問題です。2年前に厚生労働省に設置された「専門医のあり方に関する検討会議」は、本年3月、現在各学会が独自に異なる基準で行っている専門医の認定を、新たに各学会から独立した第三者機関を設け、統一した基準によって行うことを柱とする最終報告を行いました。そして内科、外科、眼科等の基本的な診療領域に総合診療医を新たに加え、総合診療専門医の養成を図ることも明記しております。第三者機関は今年度中に発足し、認定基準や研修プログラムを整備し、2017年度に新研修をスタートさせ、2020年度の新専門医の誕生を目指しています。この検討会議の議論は社団法人日本専門医評価認定機構の案がベースになっており、そこが提出した専門医制度整備指針をみますと、専門医数の地域的な適正配置数の調整や専門医の受験資格に会員歴は問わない等、国が今後管理医療を進めていこうとする節がみうけられます。現在学会が認定している専門医の移行措置についても、各学会の更新基準を第三者機関の移行水準に近づける方向で見直すとされており、もしこれが最終決定されますと、専門医の認定や育成等は第三者機関に権限が集中し、医会・学会の組織率の低下につながりかねません。日本眼科医会としては、日眼と日眼医の連携で成り立っている現在の眼科専門医の方法こそ模範的なものであり、この優れたシステムを維持してもらうように訴えていくとのことですが、今後の経過にご注目いただきたいと思います。
このように専門医制度の問題一つをとりましても我々を取り巻く環境は厳しいものがあります。このような問題を解決するにはどうしても政治的な力が必要となります。日本眼科医会は公益法人のため政治活動はできません。それが出来るのは日本眼科医連盟です。最近になり日本眼科医連盟の資金不足が懸念されています。どうか先生方には今後の眼科医療を良くするためにも眼科医連盟の入会にご協力いただくことをお願いしまして会長挨拶とさせていただきます。
五.報告事項
1)日本眼科医会定例代議員会報告 (資料1) 黒田純一
2)会務および事業報告
1、会務、事業一般報告、会員異動 (資料2,3) 田村 学
2、平成24年度和歌山県眼科医会歳入歳出決算報告
(資料4) 宮本 香
3、監査報告 宮野恭子
4、平成24年度眼科コメディカル事業及びコンタクトレンズ
販売管理者継続研修歳入歳出決算報告 (資料5,6)
北山早知子
5、平成24年度へき地学校健診決算報告
および平成25年度へき地学校健診予定(資料7)中尾俊也
六.議事
第一号議案 平成25年度和歌山県眼科医会事業計画(案)
及び学会予定 (資料8,10) 金川龍一
第二号議案 平成25年度歳入歳出予算(案)
(資料9) 宮本 香
七.健保メモ 田中康裕
八.その他
九.閉会 田村 学
2012年4月26日
◆第144回和歌山眼科医会定期総会
日時:平成24年4月22日(日)14:00~15:00
場所:和歌山ロイヤルパインズホテル
出席者: 68名
委任状提出者:55名
一.開会 副会長 田村 学
二.議長 議長 小西則子
三.会長挨拶 会長 黒田純一
第144回和歌山県眼科医会総会を開催するに当たり、一言ご挨拶を申し上げます。会員の先生方には本日ご多忙中のところ、ご出席いただき誠に有難うございます。
日本眼科医会は平成24年4月1日より公益社団法人として正式に承認されました。県眼科医会の規約等に関しては従来通りで、特に変更は要らないとの事ですが、これまでの本部・支部の関係は解消され、各都道府県眼科医会という独立した別団体に業務を委託するという形をとるようです。代議員が法人の社員にあたり、社員総会つまり代議員会が最終決定機関となり、以前の総会が無くなりました。今後公益性の高い団体として活動を続けていくこととなります。
和歌山県眼科医会もこの4月から新しい役員による新年度がスタートしました。新役員のお名前と理事役割分担は後程紹介させていただきますが、この度田中副会長が日本眼科医会の理事に就任されました。先生にはお忙しいかと思いますが、県眼科医会と中央との太いパイプ役として頑張っていただきたいと思っています。
和歌山県眼科医会の今年度の事業計画に関しましては、従来の事業を継続していく予定ですが、今年度は和歌山女性医師の会の開催が新たに加わりました。また、全国的な学会である角膜カンファレンスが来年2月に開催され、これに対しましても大いに協力する必要が有ろうかと思いますので、皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。
平成24年度の診療報酬の改定では、一部増点はありましたが、精密量的視野検査、調節検査、角膜形状解析検査等の眼科の基本的な検査が減点となり、相変わらず眼科に対する風当たりは強いものがあります。眼科医療の重要さを理解してもらうよう、われわれはもっと情報発信をする必要があるのではないかという気がしております。
日本眼科医連盟の会費に関しましては本年度より基金引きをやめ、各自が入会の手続きを行い会費を納入するシステムに代わりました。そのため会費納入率がかなり低下しているようです。しかし、前回の診療報酬改定の際、眼科医連盟の努力により眼科の点数削減が最小限に食い止められ、また今回も白内障手術点数の削減防止に対応できたとのことで、我々の眼科医療を守るためにもやはりこのような政治的活動が必要であると思われます。どうかこのことを一人一人が理解し、眼科医連盟に加入していただくようお願い申し上げます。
本日の総会は報告事項の後協議事項がございます。慎重かつスムーズな議事進行にご協力いただきますようお願い申し上げます。また、学会後の懇親会は医大雑賀教授の教授就任5周年のお祝いも兼ねて行いますので、多数のご参加をお願いしまして、会長挨拶とさせていただきます。
四.報告事項
1)日本眼科医会定例代議員会報告 会長 黒田純一
2)新役員紹介・理事役割分担(資料1、2) 会長 黒田純一
新理事の紹介
新たに日赤医療センターの大谷篤史先生、橋爪奈津子先生、医大藤田識人先生に理事になっていただきました。藤田先生は医大住岡先生と交代で、橋爪先生は会計の宮本香先生と交代しますが、宮本先生にはしばらく指導役として残っていただき、引き継ぎをしていただく予定です。宮本先生には長い間有難うございました。
予備代議員変更の件
前回の総会で田中康裕先生の予備代議員のご承認をいただきましたが、田中先生が日本眼科医会の理事になるということで、理事と予備代議員の兼任が出来ませんので、急遽委任状にて理事会とさせていただき、田村学先生と交代させていただきました。急なことでしたので報告が後になりましたが、ご承認の程よろしくお願いします。
3)会務および事業報告
1、会務、一般事業報告、会員異動(資料3,4)副会長 田村 学
2、平成23年度和歌山県眼科医会歳入歳出決算報告
(資料5) 理事 宮本 香
3、監査報告 監事 宮野恭子
4、平成23年度眼科コメディカル事業及びコンタクトレンズ
販売管理者継続研修歳入歳出決算報告(資料6,7)
理事 北山早知子
5、平成23年度へき地学校健診決算報告および
平成24年度へき地学校健診予定(資料8,9)理事 中尾俊也
五.議事
第一号議案 平成24年度和歌山県眼科医会事業計画(案)
及び学会予定 (資料10、11) 副会長 金川龍一
・・・・ 承 認
第二号議案 平成24年度歳入歳出予算(案) (資料12)
理事 橋爪奈津子
・・・・ 承 認
第三号議案 その他
本年4月1日をもって日本眼科医会は公益社団法人となりました。それに伴い会則での記載も変更になりますので、ご承認よろしくお願いします。
六.健保メモ 副会長 田中康裕
七.その他
八.閉 会 副会長 田村 学
2011年12月20日
◆第143回和歌山県眼科医会総会
日時:平成23年12月11日(日)14:00~15:00
場所:ホテルグランヴィア和歌山
出席者: 68名
委任状提出者:50名
一.開会 副会長 田村 学
二.議長 議長 小西則子
三.会長挨拶 会長 黒田純一
第143回和歌山県眼科医会定期総会を開催するにあたり、一言ご挨拶申し上げます。本日は会員の先生方にはお忙しい中、多数ご出席いただきまして、有難うございます。また日頃は眼科医会活動にご協力いただき、厚く御礼を申し上げます。
さて今年は災害に見舞われた年でした。東日本大震災に始まり、豪雨による被害が紀南地方をも襲いました。会員の先生方も被害に遭われたようですが、幸い大事にいたらなかったようで、胸をなでおろしております。今後とも異常気象によるこういった災害が起こる可能性があると思いますので、私達は日頃から十分な備えを行う必要が有ろうかと思います。
日本眼科医会では公益社団法人への移行手続きが順調にすすんでいます。日本眼科医連盟に関しましては、会費をこれまで各都道府県眼科医会を通じて納入していましたが、来年1月より連盟が直接徴収することとなりました。その振込み手続き用紙が先日まいっておりましたが、現在の眼科医療にかかわる諸問題に対応するためには政治活動は必須のことと思われます。どうか皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。
和歌山県の本年度の事業としましては、先生方のご協力をもちまして、僻地健診、目の愛護デー、コメディカル講習会、コンタクトレンズ継続研修事業が例年通り行われました。僻地健診に関しましては、紀南地方の先生方のご協力を得まして、古座川地区の学校に眼科校医がおかれることとなりました。今後このような地区を増やしていきたいと思っておりますので、またよろしくお願いします。
来年度には6年に一度の診療報酬と介護報酬の同時改定がおこなわれます。医療と介護の役割分担や在宅医療の充実等が盛り込まれるようですが、眼科がこれまでのように医療費抑制の犠牲になることの無い様、関係各位のご努力を切にお願いするところであります。また、最近TPP(環太平洋経済連携協定)が話題になっています。これに参加することによって、混合診療の導入あるいは株式会社方式の病院の進出といったようなことがささやかれており、これに関しましても私どもは今後注意し、経過を見守っていく必要があろうかと思います。
本日は会務報告及び事業報告の後会長選挙がございます。スムーズにかつ慎重に協議し、会の運営にご協力いただきますようお願い申し上げまして、会長挨拶とさせていただきます。
四.報告事項
1)会務および事業報告
1.会務、一般事業報告 副会長 金川龍一
2.会員異動 副会長 金川龍一
(資料1,2)
2)平成23年度へき地学校健診報告 理事 中尾俊也
(資料3)
3)平成23年度目の愛護デー事業報告 副会長 田村 学
(資料4)
4)平成23年度眼科コメディカル事業報告 理事 北山早知子
(資料5‐1、5‐2)
5)平成23年度コンタクトレンズ販売管理者講習 副会長 金川龍一
(資料6)
6)和歌山県眼科医会賛助会員の件 理事 宮本 香
(資料7)
7)平成23年度学術講演会 副会長 田村 学
(資料8)
8)その他
五.議事
第一号議案 平成24年度学会予定の件 副会長 田村 学
(資料9)
・・・・ 承 認
第二号議案 社団法人日本眼科医会和歌山県支部代議員・予備代議員の承認の件
会長 黒田純一
平成23年11月24日開催の平成23年度第1回役員会にて
代議員: 黒田純一
予備代議員: 田中康裕
が選出されました。 ・・・・・・承 認
第三号議案 その他
六.和歌山県眼科医会会長選挙 議長 小西則子
平成23年11月16日に公示され同11月26日に締め切られました。
締め切りまで立候補者が、現会長 黒田純一のみのため、候補者が定数に一致し、
投票によらないで当選となりました。
七.健保メモ 副会長 田中康裕
八.その他
閉会 副会長 田村 学
2011年4月15日
◆第142回和歌山県眼科医会総会
日時:平成23年4月10日(日)14:00~17:00
場所:ホテルグランヴィア
出席者: 63名
委任状提出者:43名
一.開会 田村 学副会長
二.議長 小西則子議長
三.会長挨拶 黒田純一会長
本日は会員の皆様方にはお忙しい所多数ご出席いただきまして、誠に有難うございます。また、役員ならびに会員の先生方には日頃のご協力を得まして、会が円滑に運営されておりますことをまず御礼申しあげます。
先般は日本眼科医会総会の委任状の回収に際しまして、御協力いただきまして有難うございました。おかげさまで3分の2以上の会員数が確保できたとのことで、先日の代議員会において新法人制度への対応の議題が議決可能となり、後程報告申し上げますが、日本眼科医会が公益法人としての道を歩みだすことが採択されました。会員に向けてのサービスが低下するのではないかとか、保留会員の問題など少し懸念材料もありますが、今後その方向で手続きが進んでいくものと思われます。
さて、ご存じのように東日本大災害が現在まだ進行中であります。被災者の方々のご苦労は大変なものだと思われますが、復興の支援に関しまして日本眼科医会は即座に災害対策本部を立ち上げ、巡回診療や医療機器の提供等に関し現在支援中との事であります。それに加えて日本眼科学会との連名で全会員に宛てて義援金の依頼を行っております。県眼科医会としては独自に義援金の要請は行わない方針でございますので、先生方におかれましてはどうかこれらの援助要請に最大限のご協力をお願い申し上げる次第です。
今回の原発の事故に関して「想定外の出来事」という言葉がよく使われております。それは「想定しなかったことに対する言い訳」ではないかとの厳しい指摘をされる批評家もあります。私どもも何が起きても想定の範囲の中にとどまるように、日々注意を怠ることなく診療にあたることが大切であると感じているこの頃です。
本日は報告事項の後、議事がございます。慎重にご審議の上、ご承認頂けますようお願い申し上げまして、開会の挨拶とさせていただきます。
四.報告事項
1)日本眼科医会定例代議員会報告 黒田純一
4月2日、3日に平成23年度第1回定例代議員会並びに定例総会が東京プリンスホテルで開催され、出席してきました。傍聴人として田中康裕副会長にも出席していただきました。
第1日目にはまず今回の東日本大災害に関する報告が行われました。高野会長により震災直後から災害対策本部が立ち上げられ、今日まで行われた支援の経過について報告が行われました。情報の共有が大切との趣旨から、被災に遭われた岩手県、宮城県、茨城県から出席された先生より被災報告がありました。それぞれ現地で常勤の眼科医がないので派遣してもらいたいこと、病院から眼科医がいなくなってしまったこと、人的支援をお願いしたくても交通手段がないことや宿泊施設がないこと等の困窮した状況報告がなされました。福島県眼科医会会長の野地先生は今回現地での対策のため代議員会を欠席されたのでそのお詫びと、先が見えないことに対するいらだちの心境を文面にて寄せられました。これに対し高野会長は巡回診療や医療機器の提供等に関する支援を約束されました。私としても今後長期にわたる支援の必要性を感じた次第です。
そのあと今回の重要議題であります新法人化に関する協議が行われました。審議の後、新法人制度関連の議題を議決とするか、について採決が行われ、賛成多数で可決されました。そして翌日、委任状を含めて3分の2以上の出席により総会が成立しているとの報告のもと、公益社団法人を目指すこと、定款施行細則の一部変更及びその付帯決議案を可とするかが採決され、全員一致で可決されました。これにより日本眼科医会が公益社団法人を目指すことが決定されました。
公益法人になると公益目的事業を主たる目的とすること、公益目的事業比率が50%以上であることが必要とされますが、公益目的事業比率は現在行っている事業そのものが公益性が高いので、十分クリアするとの判断がなされています。また、遊休財産には制限があり、1年間の公益目的事業費相当額との制限が設けられます。加えて多くの書類を作成し保存しておく義務が生じます。しかし、医療そのものが高い公益性を持つこと、社会的信用度が高まること、それに伴い各機関との交渉に対して発言力が増すこと等から公益社団法人が選択されたようです。今後各都道府県眼科医会は従来の本部と支部の関係ではなく、日本眼科医会が各都道府県眼科医会に業務を委託するという形がとられるようです。現在の支部の規則には直接影響がないようですが、私どもは今後公益法人の一員として、より高い倫理性を持って医療にあたることが要求されているように思われました。
ブロック質問も行われましたが、これに関しては後日日本の眼科に詳細が掲載されますので、参照していただきたいと思っております。
2)会務および事業報告
1.会務、一般事業報告、会員異動 田村 学副会長
2、平成22年度和歌山県眼科医会歳入歳出決算報告 会計 宮本 香
3、監査報告 監事 宮野恭子
4、平成22年度眼科コメディカル事業及び
コンタクトレンズ販売管理者継続研修歳入歳出決算報告 会計 北山早知子
5、平成22年度へき地学校健診決算報告
および平成23年度へき地学校健診予定 中尾俊也
五.議事
○第一号議案 平成23年度和歌山県眼科医会事業計画(案)
及び学会予定 金川龍一副会長
特別講演:香川大学 白神教授
特別講演:日本医大 高橋教授
特別講演:東京大学 天野史郎教授
・・・・・・・承 認
○第二号議案 平成23年度歳入歳出予算(案)
会計 宮本 香
・・・・・・・承 認
六.健保メモ 田中康裕副会長
七.その他
八.閉会 田村 学副会長
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