2011年4月15日

◆第142回和歌山県眼科医会総会


日時:平成23年4月10日(日)14:00~17:00
場所:ホテルグランヴィア
出席者:   63名
委任状提出者:43名

一.開会   田村 学副会長
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二.議長    小西則子議長
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三.会長挨拶  黒田純一会長
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 本日は会員の皆様方にはお忙しい所多数ご出席いただきまして、誠に有難うございます。また、役員ならびに会員の先生方には日頃のご協力を得まして、会が円滑に運営されておりますことをまず御礼申しあげます。
先般は日本眼科医会総会の委任状の回収に際しまして、御協力いただきまして有難うございました。おかげさまで3分の2以上の会員数が確保できたとのことで、先日の代議員会において新法人制度への対応の議題が議決可能となり、後程報告申し上げますが、日本眼科医会が公益法人としての道を歩みだすことが採択されました。会員に向けてのサービスが低下するのではないかとか、保留会員の問題など少し懸念材料もありますが、今後その方向で手続きが進んでいくものと思われます。
さて、ご存じのように東日本大災害が現在まだ進行中であります。被災者の方々のご苦労は大変なものだと思われますが、復興の支援に関しまして日本眼科医会は即座に災害対策本部を立ち上げ、巡回診療や医療機器の提供等に関し現在支援中との事であります。それに加えて日本眼科学会との連名で全会員に宛てて義援金の依頼を行っております。県眼科医会としては独自に義援金の要請は行わない方針でございますので、先生方におかれましてはどうかこれらの援助要請に最大限のご協力をお願い申し上げる次第です。
今回の原発の事故に関して「想定外の出来事」という言葉がよく使われております。それは「想定しなかったことに対する言い訳」ではないかとの厳しい指摘をされる批評家もあります。私どもも何が起きても想定の範囲の中にとどまるように、日々注意を怠ることなく診療にあたることが大切であると感じているこの頃です。
本日は報告事項の後、議事がございます。慎重にご審議の上、ご承認頂けますようお願い申し上げまして、開会の挨拶とさせていただきます。

四.報告事項
1)日本眼科医会定例代議員会報告           黒田純一
 4月2日、3日に平成23年度第1回定例代議員会並びに定例総会が東京プリンスホテルで開催され、出席してきました。傍聴人として田中康裕副会長にも出席していただきました。
第1日目にはまず今回の東日本大災害に関する報告が行われました。高野会長により震災直後から災害対策本部が立ち上げられ、今日まで行われた支援の経過について報告が行われました。情報の共有が大切との趣旨から、被災に遭われた岩手県、宮城県、茨城県から出席された先生より被災報告がありました。それぞれ現地で常勤の眼科医がないので派遣してもらいたいこと、病院から眼科医がいなくなってしまったこと、人的支援をお願いしたくても交通手段がないことや宿泊施設がないこと等の困窮した状況報告がなされました。福島県眼科医会会長の野地先生は今回現地での対策のため代議員会を欠席されたのでそのお詫びと、先が見えないことに対するいらだちの心境を文面にて寄せられました。これに対し高野会長は巡回診療や医療機器の提供等に関する支援を約束されました。私としても今後長期にわたる支援の必要性を感じた次第です。
そのあと今回の重要議題であります新法人化に関する協議が行われました。審議の後、新法人制度関連の議題を議決とするか、について採決が行われ、賛成多数で可決されました。そして翌日、委任状を含めて3分の2以上の出席により総会が成立しているとの報告のもと、公益社団法人を目指すこと、定款施行細則の一部変更及びその付帯決議案を可とするかが採決され、全員一致で可決されました。これにより日本眼科医会が公益社団法人を目指すことが決定されました。
公益法人になると公益目的事業を主たる目的とすること、公益目的事業比率が50%以上であることが必要とされますが、公益目的事業比率は現在行っている事業そのものが公益性が高いので、十分クリアするとの判断がなされています。また、遊休財産には制限があり、1年間の公益目的事業費相当額との制限が設けられます。加えて多くの書類を作成し保存しておく義務が生じます。しかし、医療そのものが高い公益性を持つこと、社会的信用度が高まること、それに伴い各機関との交渉に対して発言力が増すこと等から公益社団法人が選択されたようです。今後各都道府県眼科医会は従来の本部と支部の関係ではなく、日本眼科医会が各都道府県眼科医会に業務を委託するという形がとられるようです。現在の支部の規則には直接影響がないようですが、私どもは今後公益法人の一員として、より高い倫理性を持って医療にあたることが要求されているように思われました。
ブロック質問も行われましたが、これに関しては後日日本の眼科に詳細が掲載されますので、参照していただきたいと思っております。

2)会務および事業報告
1.会務、一般事業報告、会員異動   田村 学副会長

2、平成22年度和歌山県眼科医会歳入歳出決算報告   会計 宮本 香
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3、監査報告   監事 宮野恭子

4、平成22年度眼科コメディカル事業及び
    コンタクトレンズ販売管理者継続研修歳入歳出決算報告 会計 北山早知子
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5、平成22年度へき地学校健診決算報告
    および平成23年度へき地学校健診予定   中尾俊也
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五.議事
    ○第一号議案 平成23年度和歌山県眼科医会事業計画(案)
             及び学会予定   金川龍一副会長
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  • 平成23年9月8日 第145回和歌山集談会
           特別講演:香川大学 白神教授
  • 平成23年10月20日 第10回和歌山眼科フォーラム 
           特別講演:日本医大 高橋教授
  • 平成23年12月11日 第143回和歌山眼科学会
           特別講演:東京大学 天野史郎教授

                  ・・・・・・・承 認

        ○第二号議案 平成23年度歳入歳出予算(案)
        会計 宮本 香
                  ・・・・・・・承 認

    六.健保メモ   田中康裕副会長
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    七.その他

    八.閉会   田村 学副会長

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