◆平成24年度関連学会

・平成24年4月22日   第144回 和歌山眼科学会
「糖尿病網膜症の治療戦略と糖尿病治療」
      特別講演:山形大学 眼科学教室 教授
                  山下英俊先生

・平成24年5月24日   第65回和歌山談話会
「フルオレセン染色による眼表面疾患の見かた」
講師:愛媛大学大学院医学系研究科 視機能外科学分野 講師
                  山口昌彦先生

・平成24年5月26日  第5回 紀の国眼疾患研究会
「神経学的瞳孔異常の見方」
講師:大阪医科大学 眼科学教室 准教授
                  菅澤 淳先生
                  
・平成24年7月5日 第11回 和歌山眼科フォーラム
「硝子体手術の最近の話題について」
      特別講演:鹿児島大学教授 坂本泰二先生
      
・平成24年7月19日   第66回和歌山談話会
「老人性黄斑変性症」
講師:日赤和歌山医療センター眼科部長 
                  大谷篤史先生
                  
・平成24年7月28日 第7回黄斑勉強会 於:ホテルグランビア
「黄斑疾患と変視症」
特別講演:近畿大学医学 部眼科学教室 教授
                  松本長太先生
                  
・平成24年9月13日   第147回 和歌山眼科集談会
「黄斑疾患アップデート」
      特別講演:富山大学大学院医学薬学研究部 眼科学講座 教授
                  林 篤志先生
                  
・平成24年10月19日   第67回和歌山談話会
「カラーコンタクトレンズが抱える問題」
講師:山口大学医学部臨床教授 ウエダ眼科院長
                  植田喜一先生
                  
・平成24年11月1日 第12回  和歌山眼科フォーラム
「角膜疾患における基本的な考え方」
      特別講演:京都府立医科大学眼科 教授
                  木下 茂先生
                  
・平成24年11月15日  紀ノ川研究会  於:紀北分院
・平成24年11月15日  第68回和歌山談話会
「安全性を重視したコンタクトレンズのケア」
講師 道玄坂糸井眼科医院
                  糸井素純先生

・平成24年12月16日   第145回 和歌山眼科学会
「Tips and Peals of Cataract Surgery in the MICS erea」
       特別講演:Catholic University Dr. Choun-Ki Joo

◆平成25年度関連学会予定

1月31日 和歌山談話会
2月28日 集談会 山口大学 園田康平,教授
4月21日 和歌山眼科学会 琉球大学 澤口昭一教授 
5月    和歌山談話会
6月13日 フォーラム 江口秀一郎先生
7月    和歌山談話会
9月12日、集談会 福井大学 稲谷 大(まさる)教授
10月   和歌山談話会
11月7日 フォーラム 三重大学 近藤峰生教授 
12月15日 和歌山眼科学会 筑波大学 大鹿哲郎教授 

2012年4月26日

◆平成24年度4月健保メモ

先日の和歌山県眼科医会総会にて説明されました健保メモの資料を掲載いたします。
平成24年度4月健保メモ

◆第144回 和歌山眼科学会

日時:平成24年4月22日(日) 15:00~17:00
場所:和歌山マリーナシティロイヤルパインズホテル


  
【一般講演】 15:00~16:00

1.「脳腫瘍栄養血管塞栓術後に生じた眼動脈閉塞」
 ○石川伸之、宮本武、雑賀司珠也 (和歌山県立医大)

2.「発症後3年以上経過してからの硝子体手術により
視力改善を得た乳頭ピット黄斑症候群の1例」
 ○中西秀雄、伊藤初夏、瀬戸口義尚、黒田健一、雨宮かおり、谷口美砂
岡本好夫、大谷篤史(日赤和歌山医療センター)、鈴木美都子(鈴木眼科)
 黒田純一(眼科黒田クリニック)、田中康裕(タナカ眼科)

3.「放射線網膜症の2例」
 ○友寄勝夫、白井久美、岡田由香、雑賀司珠也 (和歌山県立医大)

4.「クリスタリン網膜症のOCT所見」
 日赤和歌山医療センター 大谷 篤史

【特別講演】 16:00~17:00

演題『糖尿病網膜症の治療戦略と糖尿病治療』

座長:和歌山県立医科大学 眼科学教室 教授 雑賀 司珠也 先生

講師:山形大学   眼科学教室 教授 山下 英俊 先生


 世界における糖尿病患者数2000年に約1億7千万人と推計されており、2030年には倍増すると推計している。日本でも厚生労働省の国民栄養調査によると、平成9年690万人、平成14年740万人、平成19年890万人と急激に増加しており、上記のWHOの推計を上回る速度で増加しつつある。糖尿病患者数の増加にともない、大血管合併症(心筋梗塞、脳卒中)、細小血管合併症(網膜症、腎症、神経症)も増加することを示唆している。TY Wongらのメタアナリシス(META-EYE Study)によると、現在、糖尿病網膜症患者は1億人に上るとの推計がある。糖尿病網膜症は後天性視力障害の原因の約5分の1をしめ、大きな社会問題にもなっている。このような状態に対応するための治療戦略を今後、考え直し、整備していくことが必要である。本講演ではこのような現状と今後の課題を考える。
 治療戦略の第一歩は糖尿病患者数増加を抑制することであるが、その基本ともいえる糖尿病診断基準において網膜症診断は大変重要な情報を提供している。さらに糖尿病網膜症発症・進展を抑制するため、一次予防(網膜症の発症の抑制)、二次予防(網膜症重症化の抑制)を目指す必要がある。一次予防、二次予防としては、血糖、血圧のコントロールなどの全身管理が重要であり、その有効性が報告されている。さらに、眼科治療(光凝固、硝子体手術、眼局所薬物治療など)は急速に進歩しており、多くのエピデンスが蓄積されてきた。今後、われわれ眼科医は内科医とこのような治療戦略を共同、連携して整備することが必要である。このような糖尿病網膜症診療ともに、糖尿病患者での大血管症の予後に網膜症の重症度が有意な関連をしめすこと、そして、大血管症発症の予測に網膜症の重症度の診断が役立つ可能性を示すデータを提供することにより眼科 - 内科の双方向性の情報交換が必要と考える。


懇親会・雑賀司珠也和歌山県立医科大学教授講座開講5周年記念祝賀会
120426-6.jpg120426-7.JPG120426-9.JPG
120426-12.JPG

◆平成24年度関連学会予定


平成24年度関連学会予定
 
平成24年 4月22日  和歌山眼科学会
       特別講演:山形大学眼科教授 山下英俊先生
平成24年 5月24日  第65回和歌山談話会
         講師:愛媛大学大学院医学系研究科
             視機能外科学分野 山口昌彦先生
平成24年 7月 5日 和歌山眼科フォーラム
       特別講演:鹿児島大学教授 坂本泰二先生
平成24年 7月19日  第66回和歌山談話会
        講師:日赤和歌山医療センター眼科部長 大谷篤史先生
平成24年 9月13日  第147回 和歌山眼科集談会
       特別講演:富山大学教授 林 篤志先生
平成24年10月4日  第67回和歌山談話会
平成24年11月1日 和歌山眼科フォーラム
       特別講演:京都府立医大教授 木下 茂先生
平成24年11月22日  第68回和歌山談話会
平成24年12月16日  和歌山眼科学会
       特別講演:Catholic University Dr. Choun-Ki Joo

ホームへ