2014年5月 8日
◆第148回 和歌山眼科学会
(専門医認定事業 59028)
日時:平成26年4月27日(日) 15:00~17:00
場所:ホテルグランヴィア和歌山 6階「ル・グラン」
和歌山県和歌山市友田町5丁目18番地
TEL 073-425-7711
会費:3,000円
~製品紹介「ファイザー株式会社より製品のご紹介」~
【一般講演】 15:00~16:00
1.「加齢黄斑変性に生じた網膜色素上皮裂孔」
瀬戸口義尚、大谷篤史、吉武達哉、黒田健一、雨宮かおり、谷口美砂
(日本赤十字社和歌山医療センター眼科部)
2.「瘢痕性眼瞼内反症治療としての耳介軟骨移植術」
楫野 郁夫(かじ野眼科医院)
3.「小眼球症の合併症」
友寄勝夫 住岡孝吉 白井 久美 岡田由香 雑賀司珠也
(和歌山県立医科大学眼科学教室)
4.「若年発症の網膜動脈分枝閉塞症」
石川伸之、岡田由香、雑賀司珠也(和歌山県立医科大学眼科学教室)
【特別講演】 16:00~17:00
座長:和歌山県立医科大学眼科学教室 教授 雑賀 司珠也 先生
演題:「感染性角膜炎診療ガイドライン」はいかに改訂されたか
講師:鳥取大学医学部視覚病態学 教授 井上 幸次 先生
2007年、日本眼感染症学会において、現在の日本における感染性角膜炎の診療の原則について基本線を示した「感染性角膜炎診療ガイドライン」が作成され、同年の日眼会誌に掲載された。しかし、ガイドラインは作成された時点で古くなりはじめる宿命がある。その後、感染性角膜炎に関して、いくつかの多施設スタディが行われ、使用できる抗菌薬、抗真菌薬も新しいものが出てきた。
そこで、昨年このガイドラインが改訂され、第2版として日眼会誌2013年6月号に掲載された。そこで本講演では、この改訂された内容とともに、改訂には反映されなかったが、改訂にあたって議論された内容も含めて紹介し、現在の感染性角膜炎診療のスタンダードを示すとともに、コンタクトレンズ関連角膜感染症、免疫クロマト法による上皮型角膜ヘルペス診断、real-time PCRの応用、サイトメガロウイルス角膜内皮炎などの最先端のトピックスについても言及したい。
*本学会は、日本眼科学会生涯教育事業(2単位)を申請しております。
*講演会終了後、6階「ル・グラン」にて情報交換会の場を用意しております。
共催 和歌山県眼科医会
ファイザー株式会社
◆平成26年度関連学会予定
平成26年4月27日 和歌山眼科学会(鳥取大 井上教授)
平成26年5月15日 和歌山談話会(永田眼科 南部裕之先生)
平成26年5月24日 紀の国研究会(千寿)
平成26年6月7日 スキルアップセミナー(参天)
平成26年6月21日 和歌山眼科フォーラム(延世大 金教授、佐々木 香る先生)
平成26年8月2日 黄斑勉強会(ノバルティス)
平成26年8月30日 緑内障の会(参天)
平成26年10月25日 和歌山緑内障アカデミー(アルコン)
平成26年10月30日 和歌山眼科フォーラム(神戸大 中村誠教授)
平成26年11月27日 集談会 (ユタ大学Liliana Werner准教授)
平成26年12月4日 紀ノ川研究会(千寿)
平成26年12月14日 和歌山眼科学会(北里大 清水教授)
平成27年2月19日 集談会(金沢医大 佐々木教授)
2013年12月19日
◆第147回 和歌山眼科学会
(専門医認定事業 59028)
日時:平成25年12月15日(日) 15:00~17:00
場所:ホテルグランヴィア和歌山 6階「メゾングラン」
和歌山県和歌山市友田町5丁目18番地
TEL 073-425-7711
会費:3,000円
~製品紹介「参天製薬株式会社より製品のご紹介」~
【一般講演】 15:00~16:00
1.「視野欠損から見つかった脳動脈瘤の1例」
二出川裕香、岡田由香、住岡孝吉、雑賀司珠也
(和歌山県立医科大学眼科学教室)
2.「臨床経過の異なる両眼性の早期黄斑円孔の1例」
森井智也、住岡孝吉、髙田幸尚、岡田由香、雑賀司珠也
(和歌山県立医科大学眼科学教室)
3.「当院での加齢黄斑変性に対する抗VEGF薬硝子体注射回数の検討」
大谷篤史、吉武達哉、瀬戸口義尚、黒田健一、雨宮かおり、谷口美砂
(日本赤十字社和歌山医療センター眼科部)
【特別講演】 16:00~17:00
座長:和歌山県立医科大学眼科学教室 教授 雑賀 司珠也 先生
演題:「白内障診療ステップアップ」
講師:筑波大学医学医療系 眼科 教授 大鹿 哲郎 先生
講師略歴
1985年 東京大学医学部卒業
1985年 東京大学医学部眼科学教室
1988年 東京厚生年金病院眼科
1991年 学位取得「房水蛋白濃度の生理的及び病的変動」
1995年 東京大学医学部講師
1997年 Louisiana State University, Visiting Assistant Professor
1998年 東京大学医学部助教授
2002年 筑波大学教授 現在に至る
講演抄録:
日常的に行われている白内障診療であるが,近年の診断学と治療学の進歩により,その考え方も単に「水晶体の混濁を見つけて除去」的な考え方から徐々に変化してきている.
診断学においては,眼光学的考え方が白内障診療に持ち込まれるようになっている.水晶体は混濁するだけでなく,光学的な特性が変化しているという考え方である.眼光学というと取つきにくい感じはするが,臨床例を交えてその考え方を示してみたい.
治療については,手術の低侵襲化と安全性の向上がキーワードとなる.そのために我々は,切開創の作成方法や感染予防法に工夫を加えている.切開創としては,経結膜・強角膜一面切開(KKIM)を取り入れ,専用メスの開発などを行いながら,良好な成績を得ている.感染予防法としては,術中のポピドンヨードの使い方,抗生剤の使い方などに工夫を凝らしている.また,プリロード眼内レンズの使用も重要なポイントである.
講演ではこれらのトピックスをまとめてみたい.
*本学会は、日本眼科学会生涯教育事業(2単位)を申請しております。
共催 和歌山県眼科医会
◆平成25年度関連学会
平成25年4月21日 第146回 和歌山眼科学会
○特別講演:「私の緑内障手術-改定緑内障治療ガイドライン-」
講師:琉球大学大学院 医学研究科 医科学専攻 眼科学講座
教授 澤口 昭一 先生
平成25年5月16日 第70回和歌山眼科談話会
○「ドライアイと視機能」
講師:大阪大学大学院医学系研究科 眼科学 助教 高 静花 先生
平成25年5月25日 第6回 紀の国眼疾患研究会
○特別講演:「知っているようで知らない網膜静脈閉塞症
-私版治療方針アップデート」
講師:大阪大学 医学部付属病院 教授 瓶井 資弘 先生
平成25年6月13日 第13回 和歌山眼科フォーラム
○特別講演:「原発閉塞隅角緑内障眼に対する白内障手術」
講師:江口眼科病院 院長 江口 秀一郎 先生
平成25年7月18日 第71回和歌山眼科談話会
○和歌山緑内障眼底読影勉強会Ⅲ」
講師:杉浦眼科 緑内障専門外来 診療部長 今野 伸介 先生
平成25年8月3日 第8回 和歌山 黄斑勉強会
○特別講演:「加齢黄斑変性の診断と治療~紹介のポイント~」
講師:大阪市立大学大学院 医学研究科 視覚病理学 教授 白木 邦彦 先生
平成25年8月31日 第2回 和歌山緑内障フォーラム
○特別講演Ⅰ:「NTGにおける長期マネージメントのコツ」
講師:福井県済生会病院 眼科部長 新田 耕治 先生
○特別講演Ⅱ:「緑内障薬物治療アップデート」
講師:金沢大学医薬保健研究域医学系視覚科学 教授 杉山 和久 先生
平成25年9月12日 第149回 和歌山眼科集談会
○教育講演:「当院における涙道内視鏡手術」
講師:和歌山県立医科大学眼科 小門 正英 先生
○特別講演:「トラべクレクトミーの臨床エビデンス」
講師:福井大学医学部眼科学教室 教授 稲谷 大 先生
平成25年10月3日 第72回和歌山眼科談話会
○「ソフトコンタクトレンズトラブルシューティング~ケア用品を中心に~」
講師:イワサキ眼科医院 白川分院院長 久保田 泰隆 先生
○「網膜抗血管新生治療の極意」
講師:日本赤十字社 和歌山医療センター眼科部長 大谷 篤史 先生
平成25年10月10日 第2回 和歌山涙道疾患勉強会のお知らせ
○特別講演:「涙道疾患の治療戦略」
講師:原眼科医院 原 吉幸 先生
平成25年10月26日 第1回 和歌山角膜フォーラム
○特別講演:「眼感染症治療の変遷と現状~Bacteria Wars~」
講師:鳥取大学医学部 眼科学教室 視覚病態学 教授 井上 幸次 先生
平成25年11月7日 第14回 和歌山眼科フォーラム
○特別講演:「網膜・硝子体分野の診断・治療のトピックス」
講師:三重大学大学院 医学系研究科 臨床医学系講座 眼科学 教授
近藤 蜂生 先生
平成25年12月5日 第73回 和歌山眼科談話会
○「コア・メカニズムに基づくドライアイ治療の新しいやりかた
~緑内障点眼薬の眼表面への影響を含めて~」
講師:京都府立医科大学眼科学教室 准教授 横井則彦 先生
平成25年12月15日 第147回 和歌山眼科学会
○特別講演:「白内障診療ステップアップ」
講師:筑波大学医学医療系 眼科 教授 大鹿 哲郎 先生
2013年4月25日
◆第146回 和歌山眼科学会
(専門医認定事業 59028)
日時:平成25年4月21日(日) 15:00~17:00
場所:和歌山ビッグ愛 会議室603
和歌山市手平2丁目1-2 TEL:073-435-5200
会費:3,000円
製品紹介「コソプト配合点眼液」
【一般講演】 15:00~16:00
1)一般診療所でも始められるロービジョンケア
森口ゆみ子(視能訓練士)、松本英樹(眼科松本クリニック)
2)「マイトマイシン点眼が著効したcarcinoma in situの一例」
泉谷愛、岡田由香、雑賀司珠也(和歌山県医大)
3)「眼底所見から発見された再生不良性貧血の一例」
住岡孝吉、岡田由香、雑賀司珠也(和歌山県医大)
松本英樹(眼科松本クリニック)
【特別講演】 16:00~17:00
演題『私の緑内障手術-改定緑内障治療ガイドライン-』
座長:和歌山県立医科大学 眼科学教室 教授 雑賀司珠也 先生
講師:琉球大学大学院 医学研究科 医科学専攻 眼科学講座 教授
澤口昭一 先生
抄録:
1980年頃からの緑内障手術治療について、その歴史と2012年の改訂緑内障ガイドラインにおける緑内障手術のガイドラインについて症例を交えながら述べる。
1980年当時、緑内障薬物治療は限られており、眼圧の高い緑内障は最終的には手術治療に頼らざるを得なかった。新潟大学における開放隅角緑内障の手術は濾過手術が中心であり、多くの合併症とその不確実な眼圧下降効果により、多くの緑内障は難治性と分類された。現在でも難治な血管新生緑内障の予後は当時絶望的であった。セトン手術が次いで行われたが、その効果も限定的であった。増殖抑制剤の併用により手術成績は急速に向上し、現在に至る手術手技が確立された。閉塞隅角緑内障に関しては当時は発作眼の周辺虹彩切除が中心であり、僚眼への予防的治療も行われた。その後レーザー虹彩切開術が普及し、その顛末として水疱性角膜症が臨床の場で問題となった。2000年頃から超音波白内障手術と人工水晶体移植術が本疾患の根治的な治療法として注目され、現在に至っている。
これまでの緑内障手術を振り返って講演する。
※ 本学会は、日本眼科学会生涯教育事業(2単位)として認定されております。
共催 和歌山県眼科医会
MSD株式会社
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