2012年12月 1日
◆和歌山県眼科医会(旧ページ)
会長挨拶
この度、昨年12月の総会にて会長に選出され、吉村前会長先生のあとを継ぐこととなりました。私にとりまして実力以上の責務を負わされた思いではありますが、微力ながら最善を尽くしてまいりたいと考えております。
過去の会報を見ますと昭和34年4月に初めて県下の会員の登録がなされたとありました。それから数えますと和歌山県眼科医会は今年で52年目となります。50年の節目を通り過ぎまして2年たちました。しかし、今回の診療報酬改定でも見られますように、財源が救急医療、産科、小児科に投入され、再診料が2点下がり、屈折検査、矯正視力検査、精密眼圧測定、角膜曲率半径計測といった、眼科にとって最も施行頻度の高い基本的な検査点数が減額され、難度の高い手術をしない一般開業医にとってまことに厳しい結果となっております。6月一ヶ月のみでの医療経済実態調査により、眼科の収益が他科に比べて高いとの誤った根拠によりこのような措置が行われたことは、まことに残念なことと思われます。このような中にあっては、我々はより結束を強めると同時に、一人ひとりが眼科医療は今後どうあるべきかを考えて行く必要があろうかと思います。
和歌山県の眼科事業としましては、僻地学校眼科検診、コンタクトレンズ販売管理者継続研修、コメディカル和歌山講習会、目の愛護デー事業を行ってまいりましたが、今後もこれらを継続してまいりたいと思います。医会の情報提供に関しましては、会報を年一回発行すると同時に、ホームページの充実をはかり、よりIT化による情報提供を進めてまいるつもりでおります。学会に関しましては、医大雑賀教授、日赤田中部長のご協力により、今後とも内容の充実したものとなることと思います。またABC会員問わず、学会後の懇親会に参加していただき、相互の親睦を深めていければと願っております。
今後共先生方のご協力をお願いいたしまして会長挨拶とさせていただきます。
支部長:黒田 純一
支部:
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眼科黒田クリニック内
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