2022年6月 1日
◆和歌山県眼科医会
会長挨拶日頃より和歌山県眼科医会に承りました会員先生方のご理解、ご協力に心より感謝申し上げます 長くコロナ禍で医会活動が制限され会員の先生方との連携が難しい状況のなか当会が取り組まなければいけない課題もいくつか見えてきたように思います。
中長期的な観点から和歌山県眼科医療の発展のために今後取り組んで行きたいと考えている項目をいくつか書かせていただきます。
1. 組織の健全化、透明性の維持
役員、理事の先生方のご協力によりこれまで同様に真摯に取り組みたいと考えています。
2. 和歌山県眼科医療に対する支援
特に現在、一部の医療機関に依存している眼科救急医療体制を是正していく必要があると考えます。医師や診療場所の確保などなかなか難しい課題はあり一朝一夕に解決する問題ではありませんが会員先生方のご協力のもと考えていきたいと思います。
3. 医会、会員相互の情報共有のあり方
まず身近なところでは郵便、FAXからemailへ(メーリングリストの作成)。これにより早く確実に情報共有ができると考えます。また緊急時の連絡手段としても有効だと考えます。もちろん紙媒体をご希望の先生にはこれまで通り対応させていただきます
まだまだ他にも取り組まなければいけない課題はあります。また眼科医療を取り巻く環境も変化しています。今年は10月に新専門医制度への移行があります。当眼科医会としても皆さまに混乱なく新しい制度に移行できるようつとめてまいる所存です。
私自身は小さな歯車の一つですが多くの会員皆さまと連携することで大きな歯車となり組織をより大きく動かせるものと信じております。今後のご支援、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます
支部長:山中 修
支部: 〒640-8212 和歌山県和歌山市杉ノ馬場1丁目41−1
山中眼科内
TEL:073-431-3904
2022年5月30日
◆副会長、新役員挨拶
副会長挨拶
橋爪 奈津子

皆さまこんにちは。
紀の川市粉河で開業しております、はしづめ眼科の橋爪です。
この度は伝統ある和歌山県眼科医会副会長を拝命し、身の引き締まる思いです。
微力ながら会長の山中先生をお支えする形で、会員相互の親睦を図るとともに、和歌山県の眼科診療の発展に貢献出来ればと考えております。
甚だ未熟者ではございますが、どうぞよろしくお願いいたします。
藤田 識人

皆様、平素から大変お世話になっております。和歌山市内で開業しています藤田眼科の藤田識人と申します。
これまで理事として、日ごろから尊敬していた先輩の先生方と一緒に仕事ができているだけでも身に余る光栄と感じていましたが、この度、和歌山県眼科医会の副会長を拝命することになりました。私のような若輩者では力不足になるであろうことは容易に想像に足るところではありますが、微力ながらでも山中会長、橋爪副会長のお役に立てるよう、粉骨砕身努める所存です。そして、眼科医療に携わっていただいている会員の皆様にとって、日ごろの業務が円滑に行えるよう、できる限りの尽力をいたします。
なにごとにもまだまだ未熟なものですが、経験豊富な理事の皆様、会員の皆様のご指導とご鞭撻を頂き、また至らぬところは叱咤頂けることを幸いと感じております。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
新役員挨拶
月山 純子
皆様、こんにちは。橋本市駅前で2021年12月に開業させていただいた医療法人心月会つきやま眼科クリニックの月山純子です。このたび、和歌山県眼科医会の理事を拝命致しました。まだまだ若輩者ではありますが、このような機会をいただき、微力ながら少しでもお役に立てればと思っております。
コロナ禍の中、和歌山県内で過ごす時間が長くなりましたが、改めて、和歌山の良さに、気が付きました。理事の仕事を通じて、さらに和歌山にしっかり根を下ろして頑張っていきたいと思います。よろしくお願い申し上げます。
2013年10月11日
◆第37回全国眼科学校医連絡協議会報告
平成25年 9月29日(日) 東京グランドホテル 桜の間にて第37回全国眼科学校医連絡協議会が開催されました。
1. 開会の辞 宇津見 義一 (担当常任理事)
2. 会長挨拶 高野 繁 会長
3. 来賓紹介
4. 来賓挨拶 知念 希和 (文部科学省スポーツ・青少年局
学校健康教育課専門官)
道永 麻里 (日本医師会常任理事)
雪下 國雄 (日本学校保健会専務理事)
羽生田 俊 (参議院議員)
吉田 統彦 (前衆議院議員)
5.都道府県眼科医会提出議題
1)コンタクトレンズ
2)眼外傷
3)色覚
4)眼科学校検診
5)健康教育
6)その他
カラーコンタクトレンズの問題、スポーツ眼科推進の必要性。色のバリアフリーや色覚異常に対する啓発の重要性。小児の近見視力障害の問題、ゲーム機やスマートフォンの適正使用についての問題。ロービジョン児に対するケアと眼科学校医の連携の必要性。オルソケラトロジーやLASIKがガイドラインをはずれて施行されている問題。など、多くの問題、要望が論議され、これらの問題について眼科学校医も知識を深め、各機関とも連携をとって啓発や適切な指導を行っていくことの重要性も望まれた。
6.本部報告
1)平成24年度事業報告ならびに平成25年度事業計画について
関連団体との連携強化
学校保健の知識の普及と現状の把握
各種教材などの検討・作成
全国眼科学校医連絡協議会の開催
学校保健委員会の開催
2)その他
7.教育講演
1)講演
テーマ 「平成24年度学校現場におけるコンタクトレンズ実態調査報告」
演 者 宇津見 義一 (日本眼科医会 常任理事)
2)講演
テーマ 「平成24年度保育所における目の保健に関するアンケート調査報告」
演 者 柏井 真理子 (日本眼科医会 理事)
8.閉会の辞 山岸 直矢 (担当副会長)
2013年9月20日
◆平成25年度第2回理事会
日時:平成25年9月19日(木) 19:00~20:00
場所:和歌山ビッグ愛4F 和歌山市医師会研究室
出席者:黒田、田村、金川、宮本(香)、北山、泉谷、中尾、芝崎、橋爪、山本(良)、住岡
欠席者:田中(康)、榎本、山下、岡本、宮本(武)、大谷
議事
報告事項
1.第3回 和歌山県眼科女性医師の会 北山
2.近眼連勤務医部会 8月11日(日) 於:大阪
3.近眼連連絡協議会 8月25日(日) 於:大阪 田村
4.平成25年度賛助会員費について 橋爪
5.コンタクトレンズの適正使用に関する情報提供等の徹底について(再周知)黒田
6.平成25年度都道府県眼科医会健保担当理事連絡会要望事項について 金川
協議事項
1.全国眼科学校医連絡協議会 9月29日 於:東京
第43回全国学校保健・学校医大会 11月7日 於:秋田 中尾
2.10月6日、目の愛護デー行事について 田村
3.眼科コメディカル講習会、近眼連主催眼科スタッフ教育講座について 北山
4.平成24年度日本眼科医連盟 連盟協議委員会 10月19日 於:東京 黒田
5.都道府県眼科医会連絡会議 10月20日(日) 於:東京 黒田
6.全国勤務医連絡協議会 11月24日 住岡
7.コンタクトレンズ販売管理者継続研修について 12月15日 金川
8.大阪府眼科医会創立120周年記念式典お祝いの件 黒田
9.第147回和歌山県眼科医会臨時総会・学会 12月15日 於:グランビア
特別講演:筑波大学医学医療系眼科 教授 大鹿哲郎先生
演題:「白内障診療ステップアップ」
共催:参天製薬
10.会長選挙について
2013年7月31日
◆第3回和歌山眼科女性医師の会報告
社会医療法人 博寿会山本病院眼科 月山純子先生に「目力ブ―ムとコンタクトレンズ」 ~アイメイクからカラーコンタクトまで~についてご講演をいただきました。
目力ブームにより目元を"盛る"化粧法やカラーコンタクトレンズ(カラコン)の流行が続いており、化粧によるコンタクトレンズ(CL)へのトラブル、カラコンの問題点を紹介されました。
シリコンハイドロゲルレンズは脂質が付きやすく、クレンジングオイルでCLの変形も生じるため「CL First」で化粧品やクレンジングオイルがCLに付かない様に指導する必要がある。
日常臨床で、よく経験するカラコンによるトラブル症例、現在のカラコンをめぐる状況を示され、頭ごなしに怒ってしまうと眼科専門医の管理からはずれてしまいがちになり、説得力のある説明をするためにも現状を知っておく必要があると講演されました。
26名の女性医師が参加し、情報交換会を行いました。
2013年7月10日
◆平成25年公益社団法人日本眼科医会定時代議員会報告
まず高野会長の会長挨拶では4月以降いくつかの進展があった事例についてのご報告がありました。以下列挙しますと、
① ビジョンバンが13回17か所出動した。今後の協力をお願いする。
② 免許更新時の視野検査について、警察庁に平成25年度から「視野と安全運転の関係に関する調査研究委員会」が立ち上がった。
③ 色覚問題について、衆議院予算委員会での下村文科大臣の「何らかの形で児童生徒が社会に入る前に検査があってもよい」との答弁を踏まえ、文部科学省でも健康診断のあり方を検討中。
④ 専門医問題について、第三者機構の専門医制度の受験資格や更新条件に、日眼や日眼医の会員歴が文章として外されることが判明した。
⑤ 公的眼科健診について、健診により緑内障は50%、糖尿病網膜症は17%効果あり、眼科では37%の失明予防効果ありと出ている。行政が取り掛かりやすいようにモデル事業を立ち上げている。
⑥ 診療報酬改定について、7月末から9月にかけて厚労省がヒアリングを行っている。多焦点レンズはしばらくこのままの可能性強い。
とのことでした。
その後ブロック質問に移り、多くの事項について活発な討議がなされました。
男女共同参画については、近年の医師国家試験における女子医学生の合格率は30%を超え、日本眼科医会における女性会員の割合も40%を超えたとのことで、育児休暇を取得しやすい環境、短時間勤務制度の普及等、女性医師の増加を視野に入れて勤務体制を考慮していただきたいとのことでした。色覚検査については本年4月衆議院の予算委員会において下村大臣により「義務教育期間の中で一度検査を受けられるような形をとったらどうか」との答弁がなされ、文部科学省でも健康診断のあり方につき検討中とのことで、平成15年に定期学校健診から除外された色覚検査が見直される可能性を感じました。専門医制度については、第三者機関が行う専門医制度について、受験資格や更新条件に会員歴が文言としては外されることが判明したとのことで、日眼医はこれについて日本眼科学会専門医制度委員会において強い懸念を表明し、今後、日眼、日眼医共同で第三者機関に働きかける予定とのことです。専門医制度問題は今後日眼、日眼医の組織率にもかかわる可能性もあり、経過が注目されます。最近眼障害が増加傾向にあるカラーCLについては今回討論に多くの時間がもたれました。日眼医としては「カラーCLの使用は原則勧めないが、眼障害の少ないカラーCLに限って処方することはやむを得ない」との基本方針を決めています。現在厚労省が認可承認しているカラーCLは250品目以上あるそうで、日眼医はこの認可基準を厳しくしてほしい旨の要請を行う、そのためのデータを作成中とのことでした。
詳細は後日日本の眼科に掲載されますので、ご覧ください。
2013年7月 8日
◆平成25年度へき地眼科検診に参加して
視能訓練士 森口 ゆみ子
6月上旬、私は日高川町美山地区の検診を田村学医師と中尾俊也医師、視能訓練士の笠戸さん、上川さんと共に担当しました。美山は和歌山市内からでも車で一時間ほどで着きますが、大きな川が流れ、山々に囲まれた自然豊かな場所でした。
検診での私たち視能訓練士の業務は、オートレフ、視力検査に加え、今年から医師の了承のもと積極的に眼位検査を行いました。オートレフは、器械近視にならないよう声かけをし、なるべく調節させないように測定しました。
視力検査での小学生の判定は1.0以上のAが多い印象を受けました。地元の教育委員会の方のお話では、中津地区に比べ美山地区は毎年A判定の率が高いそうです。また近視率が高くなる中学生では、眼鏡やコンタクトレンズを使用する生徒も増えますが、この地域ではコンタクトレンズはまだ誰も使用していないと聞き驚きました。
眼位検査での斜位は、斜位近視や角度が大きければ将来的な眼精疲労や斜視なども考えられるため、角度が小さい場合も記載しました。総評の時、学校側から外斜位の記載が多いとの質問がありましたが、「今の段階では、経過観察で良いでしょう。」と医師からの説明を受け安心されていました。今後は眼位検査においてもガイドラインの必要性があると感じました。
私は和歌山に来て4年が経ちます。今回初めての場所でのリーダーだったこともありとても緊張しましたが、皆様のお陰で無事終えることができました。このへき地検診への参加は、日常業務とはまた違った気づきもあり、大変有意義な経験です。他県の視能訓練士の友人たちに、和歌山県でのへき地眼科検診のことを話題にすると、他県にはそのような活動がないため非常に興味をもってくれます。これからもこのへき地検診を通じて早期発見ができるよう、少しでも地域医療に貢献できればと思っています。